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画家になるにはどうしたらいいの?

画家とは

画家とは絵をかくことを専門の仕事とする人であり、絵をかいて収入を得ている人であれば誰でも名乗ることができます。画家になるための資格や基準というものは存在しないので、自分で画家と名乗ってしまえば誰でも画家になることは可能です。

画家の中にもプロとして収入を得ている人もいれば、あくまでも趣味の範囲内で楽しんでいるアマチュアも存在します。プロの場合はお金を稼ぐためにクライアントから注文を受けたり、細かい要望を聞きながらデザインをすることがありますが、アマチュアの場合は「自分の好きな絵しかかかない」、「自分のこだわりを反映できる作品にしか興味がない」という人も多いです。

アマチュアの場合は画家としての収入がないので、生活費を稼ぐために仕事をする必要があります。本業をやりながら画家をやるのはかなり大変ですが、趣味で楽しむレベルであれば問題ありません。プロは成功すれば一流画家としてお金を稼ぐことができますが、まったく仕事がなく、作品をたくさん生み出しても全然売れないという人も存在します。画家として自立して生活するためには、オリジナリティを追求したり、世の中が求めているものを察知したり、トレンドを生み出していくようなセンスが大事です。

画家になるには

画家になるための方法は人それぞれであり、必ず画家として成功できる道というものはありません。何の知識もコネクションもない場合は闇雲に勉強するよりも、学校に入ってカリキュラムを履修するのがおすすめです。

芸術系の学部がある大学に進学したり、専門学校に進学することでやりたいことが明確になっていきますし、先生たちが進路をサポートしてくれるので一人だけで悩むことはありません。画家になるために必要な資格はないですし、学歴も関係ありません。中学校を卒業した段階で画家を目指しても良いですし、大学を卒業して社会人を経て画家になる人もいます。学校に通わずに独学で一流の画家になる人も多いので、学校に行けば必ず成功する訳でもありません。

独学でやっていく場合はそれなりの覚悟が必要になりますが、今はSNSや動画配信サイトなどがあるので、そういったものを駆使すれば多くの人の目に触れることは可能です。きっかけさえ掴めば一気に駆け上がれる世界なので、20代で一流画家になることも夢ではないです。現在活躍している画家の中には有名な画家に弟子入りして成功するパターンもありますし、成功している人の真似をして実績を積み重ねていく人もいます。

画家になるためにはどのような学校を出ればいいのか

これから画家を目指す人は知りたいポイントです。画家になるために通う学校は大きく分けて二つあります。まずは王道の手段である美術大学に進学するパターンです。

美術大学には絵をはじめとした芸術を専門に学ぶ学部があり、そこで基本的な知識や応用する上で必要なテクニックなどを学びます。4年間という比較的余裕のある期間があるので、段階を踏みながらステップアップしていくことができますし、途中で海外に留学することも可能です。卒業後は海外に行って活躍したいと考える学生も多いので、留学ではヨーロッパが人気です。ヨーロッパは芸術分野の歴史が長いですし、ノウハウも日本よりも豊富です。

絵画に興味を持つ人の数も多く、日本よりも絵画の取引が活発です。世界的に活躍したいのであれば、日本よりもヨーロッパの方が有利です。日本よりも生活費はかかりますし、言語も習得しなければいけませんが、高い評価を獲得できれば一攫千金も夢ではありません。専門学校は2年制のところが多いので、大学のようにゆっくり学んでいる時間はありません。すぐに使える知識やテクニックを習得して、どんどん経験を積んでいく人が多いです。

画家に向いてる性格や適正はどのようなものがあるの

画家に向いてる性格は周りに流されずにコツコツと努力を継続できるタイプです。人の意見に流されたり、飽きっぽい人は活躍できません。自分の中で揺るぎない信念を持ち、それを形にし続ける人は画家にぴったりですし、成功できる可能性は高くなります。

画家の適正はどのようにチェックするのが良いのかというと、これは正解がないので難しいです。一般的には感受性が豊かで美的センスの高い人が適正があると言われていますが、それだけで成功できるほど甘い世界ではありません。

感受性が豊かで美的センスの高い人は画家として光るものを持っていますが、それを上手く表現するためには絵をかくための基本的なテクニックやデザイン技術、オリジナリティなどが大事になります。

基本的なテクニックは勉強すれば徐々に習得できますが、デザイン技術は持って生まれた感覚が必要です。何も教えなくてもデザイン技術に長けている人もいれば、一流の指導者が指導してもなかなか成長しない人もいます。

オリジナリティを伸ばしていくためには、個性やアイデンティティーを大事にしつつ他の人に負けない感覚を養う必要があります。日本の教育は個性やアイデンティティーを潰してしまうリスクもあるので、グローバルな視点を持つことも大事です。

画家になるには学費はどのくらいかかるの

「美術大学の学費はどのくらいかかるのか」というのは、これから進学しようと思っている学生や親御さんが知りたい情報です。私立の場合は入学金30万円前後、授業料は150万円から200万円前後です。

国立の場合は入学金30万円前後、授業料は60万円前後が多いです。私立に進学すると毎年200万円以上必要になることが多く、経済的な負担はかなり大きくなります。

アルバイトなどをすれば親御さんの負担を減らすことができますが、美術大学はやることが多いですし、4年生になると卒業制作でアルバイトする時間がなくなるのでまとまったお金を稼ぐのは難しくなります。

私立の美術大学に進学する場合は親御さんの理解やある程度まとまったお金を稼ぐ覚悟が必要です。国立の場合は年間100万円前後なので、私立の半額程度の金額で済みます。

年間100万円だと4年で400万円くらいなので、大学の中ではそこまで高額ではありません。このくらいの金額であれば奨学金を借りて進学したり、アルバイトをすることでお金は用意できます。

足りないお金は親御さんに借りて、卒業後に少しずつ返済していけばOKです。美術系の専門学校も年間100万円前後なので、比較的通いやすい金額です。

この記事を書いた人
ArtLibの長岡です。 アートイベントの取り仕切りを10年にわたって続けてきました。 現在は百貨店のアートギャラリースペースにて、作家さんの展示会場の運営を行っています。 絵画を年間2000万円の絵画を販売して、学んだことを公開していきます。