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画家・イラストレーターがAI時代を生き抜く方法:生成AI(人工知能)を巡る著作権訴訟に想う

近年の生成AI技術の発展は、画家・イラストレーターにとって、大きな転機とも言える瞬間です。シリコンバレーを中心に、著作権訴訟が相次ぎ、私たちの創作活動の土台そのものが問われているように感じられるかもしれません。しかし、この挑戦は同時に、私たちの創作への深い洞察と、アートとテクノロジーの関係を再考する貴重な機会を提供しています。

生成AI、訴訟相次ぐ 著作物の対価巡り

https://news.yahoo.co.jp/articles/3256bff866d5b9284b6493b0daf5b4788470e152

一見、AIによる創作物の増加は、私たちの技術やセンスが陳腐化する危機を意味するかもしれません。だが、歴史を振り返れば、技術の革新がアートの世界に新たな波をもたらした例は数知れず。

かつて写真技術の登場は、写実画を一時的に脅かしましたが、それによって印象派や抽象画といった新しいアートの流派が生まれました。この歴史的な視点から見れば、現在のAIの台頭も、アートの新たな進化を促す触媒となり得るのです。

AI技術との共存は、私たちに新しい創造の方法を探求する機会を与えます。AIを単なるツールとしてではなく、インスピレーションの源泉、あるいはコラボレーションのパートナーとして捉えることで、これまでにないアートワークを生み出すことができるかもしれません。

たとえAIが作り出した作品でも、それをどのように解釈し、どのように展開していくかは、あくまで人間の創造性にかかっています。

さらに、AIによる創作活動が法的な葛藤を引き起こしている今、私たちは自分たちの権利を守るためにも、より積極的に声を上げ、社会にアートの価値を訴えていく必要があります。

著作権の問題は複雑ですが、この機会に私たちの創作物が持つ独自性とその価値を、改めて世に問うことも大切です。

AIの時代においても、人間の手が生み出すアートワークには変わらぬ価値があります。私たちの作品には、生きた経験、感情、思考が込められており、それを通じて人と人が繋がることができます。

この「人間らしさ」はAIには決して真似できない、私たちの最大の強みであり続けるでしょう。

私たちは、この時代の変化を恐れず、自らの創作活動で新たな価値を創り出していくべきです。

AIという波を乗り越え、未来に向けて力強く描き続けましょう。

皆さんは、AI時代をどのように捉え、自らのアートをどのように進化させていきたいですか?

この新しい時代の波に乗り、私たちと共に未来のアートシーンを創り上げていきましょう。

この記事を書いた人
ArtLibの長岡です。 アートイベントの取り仕切りを10年にわたって続けてきました。 現在は百貨店のアートギャラリースペースにて、作家さんの展示会場の運営を行っています。 絵画を年間2000万円の絵画を販売して、学んだことを公開していきます。