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イラストレーターとして、どのように活動していくのかという悩み

[相談内容]

イラストレーターとして活動したいのですが、絵を描く技術やセンスが足りないと感じています。自分が書きたいものが仕事にならないこと、自分で仕事を見つけなければならないこと、仕事の単価が安く収入が上がらないこと、ライバルが多いこと、将来の見通しが立てにくいこと、これら全てが不安です。社員として絵の仕事の会社に入るべきか、フリーランスとして依頼を受けたり自分で仕事を生み出したりするべきか、それとも副業として考えるべきか悩んでいます。

[回答]

イラストレーターとしての活動を目指すということで、ご相談いただきありがとうございます。この分野での活動は、才能や技術だけでなく、独自性や個性を発揮することが大変重要です。アートの世界では、自分だけのスタイルを築くことが成功への鍵となります。

お感じになっている不安や悩みは多くのクリエイティブな人々が直面するものです。しかし、これらの挑戦は、あなたの成長や発展の機会にもなり得ます。

まず、技術やセンスに関しては、常に練習と学習を続けることが重要です。オンラインコースやワークショップに参加する、他のアーティストの作品を研究することで、自己の技術を向上させることができます。また、自分が書きたいものを続けることで、独自のスタイルを発見し、それを強みとして市場で差別化を図ることが可能です。

あなたの作品を見てもらう機会を増やすことが大切です。オンラインプラットフォームを活用してポートフォリオを作成し、SNSで積極的に作品を公開することから始めましょう。InstagramやTwitter、Behanceなどは、イラストレーターにとって有効なツールです。

また、歴史上の偉大なイラストレーターやアーティストからインスピレーションを得ることも重要です。

たとえば、20世紀のアメリカのイラストレーター、ノーマン・ロックウェルは、彼の時代のアメリカ社会を反映した作品で知られています。

彼は細部にこだわり、観察力が鋭く、それでいて暖かみのあるユーモアを作品に込めました。ロックウェルのように、社会や日常生活からインスピレーションを得て、あなたなりの物語を描くことができれば、人々の心に残る作品を生み出すことができるでしょう。

技術やセンスに関しては、常に練習と学習を続けることが重要です。オンラインコースやワークショップに参加する、他のアーティストの作品を研究することで、自己の技術を向上させることができます。また、自分が書きたいものを続けることで、独自のスタイルを発見し、それを強みとして市場で差別化を図ることが可能です。

自分で仕事を見つけることの不安については、最初は誰もが経験するものです。オンラインのフリーランスマーケットプレイス、アート関連の展示会やイベント、SNSを活用して自分の作品を積極的に宣伝し、仕事の依頼を受ける機会を増やしましょう。また、他のクリエイティブとのネットワーキングを通じて、仕事の紹介やコラボレーションの機会を得ることも重要です。

さらに、イラストレーションの仕事を得るためには、出版社や広告代理店、デザイン会社など、様々な業界に自分のポートフォリオを送ることが重要です。競争が激しい分野なので、最初は小さな仕事からでも積極的に引き受け、経験を積んでいくことが大切です。また、フリーランスのイラストレーターとして独立する前に、メンターや同業者とのネットワークを築くことも有効です。

仕事の単価や収入に関しては、最初は低いかもしれませんが、作品の質と実績を積むことで、徐々に交渉力を高め、より良い条件で仕事を受けることができるようになります。フリーランスとして独立する場合は、財務管理やマーケティングのスキルを身につけることが不可欠です。

ライバルが多いという状況は、市場が活発であることの証でもあります。自分自身を磨き、独自性を際立たせることで、競争の中で目立つことができます。将来の見通しについては、柔軟性を持ち、多様な収入源を確保することが大切です。副業として始めることでリスクを減らし、徐々にフルタイムへの移行を検討することも一つの方法です。

社員として絵の仕事の会社に入るか、フリーランスで活動するかは、あなたのライフスタイルやキャリアに対する考え方によります。どちらにもメリットとデメリットがありますので、自分の目標や働き方に合った選択をすることが重要です。

イラストレーションは表現の自由が広く、自分自身を表現するための無限の可能性を秘めています。不安や挑戦はありますが、それを乗り越えた先には大きなやりがいと成功が待っています。あなたのアートが多くの人々に感動を与える日を楽しみにしています。

この記事を書いた人
ArtLibの長岡です。 アートイベントの取り仕切りを10年にわたって続けてきました。 現在は百貨店のアートギャラリースペースにて、作家さんの展示会場の運営を行っています。 絵画を年間2000万円の絵画を販売して、学んだことを公開していきます。