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Adobe Creative Cloudの値上げに対する悩み

[相談内容]
Adobe Creative Cloud(Adobe CC)の料金が高く、さらにAdobeが価格を値上げしたことで、経済的な負担が大きくなり困っています。

[回答]
Adobe Creative Cloudの値上げによる経済的な負担についてお悩みであること、深く共感いたします。アート制作において、Adobe CCはその高度な機能と幅広いアプリケーションで多くのクリエイターにとって必要不可欠なツールである一方で、サブスクリプションモデルによる継続的な費用は、特に個人のアーティストや小規模なスタジオにとって大きな負担となり得ます。

このような状況においては、いくつかのアプローチが考えられます。

代替ソフトウェアの検討: Adobe CCに匹敵する機能を持つソフトウェアで、よりコストパフォーマンスの高いものを検討することです。例えば、Affinity PhotoやAffinity Designerは一度の購入で利用でき、PhotoshopやIllustratorの代替として高く評価されています。また、オープンソースのGIMPやInkscapeも、無料で利用可能な強力なツールです。

学生・教育機関向けプランの利用: 学生や教員であれば、Adobe CCの教育機関向けプランを利用することができます。このプランは一般向けプランに比べて大幅に割引されています。

グループや組織での共同購入: 複数のアーティストやデザイナーでコストを分担し、チームや組織向けのプランを利用する方法もあります。これにより、個々の負担を減らすことができます。

プロモーションやセールの活用: Adobeは時折、新規加入者や既存ユーザー向けにプロモーションやセールを行っています。公式サイトやメーリングリストに注意を払い、割引機会を逃さないようにしましょう。

必要なアプリケーションのみを選択: Adobe CCは多くのアプリケーションを含んでいますが、使用するものだけを厳選し、その分だけのプランにすることで、費用を抑えることが可能です。

アートの世界では、ツールや素材のコストは創作活動を続ける上で避けられない課題です。しかし、クリエイティブな解決策を見出すことで、これらの挑戦を乗り越え、アート制作に集中することができます。Adobe CCの値上げは確かに厳しいニュースですが、この機会に他のソフトウェアや創造的なアプローチを探求することで、新しい可能性が開けるかもしれません。

この記事を書いた人
ArtLibの長岡です。 アートイベントの取り仕切りを10年にわたって続けてきました。 現在は百貨店のアートギャラリースペースにて、作家さんの展示会場の運営を行っています。 絵画を年間2000万円の絵画を販売して、学んだことを公開していきます。